『ビッグフィッシュ』鑑賞。 |
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| 先日、映画『ビッグフィッシュ』を見た。 公開時は結構宣伝もされていたけど、それほどインパクトというか、派手さのない映画で、あまり巷でも話題にならなかった。 そのころからなんとなく気になっていて、見に行きたいなぁ、と思っていたのだけど、うまく見に行く相手もいなくて(一人で映画館に行くということをしない人間なのである。なんか寂しいじゃないですか。)、泣く泣く諦めた覚えがある。
で、こないだTSUTAYAにいったら置いてあったので、借りて見てみた。 これが結構感動する映画で。 いい映画じゃないか~、と一人うなずいていた。 ストーリーは、話の好きな親父がいて、その息子がその親父の話の真相をさぐって、親の思考をトレースしていく、っていうような話。 詳しいことはネタバレになるので書きませんが。 この映画を見て思ったのは、「親父のことって本当は何も知らんよなぁ」ってこと。 どうやって親が知り合ったかもよく知らないし、どんな仕事をしてるのか、そこでどんなことが起こってどんな苦労を体験しているのか。 僕を育てるためにどれだけの労力と愛情を注いだのか。 何も知らないのだ。 たぶんそれは、こちらから聞かなければ教えてくれないし、聞かなければ、親父が死ぬまでずっとわからないままなのだ。 でも、悲しいかな、そういう時がいつかは来て(もしくは僕のほうが先かもしれないが)、その時になって後悔するのだ。 今だって、僕の中には感謝の気持ちがある。でも、それを照れずに伝えるにはまだ僕は若すぎるし、そんな素直さはない。父の日だからといってなにかを買ってあげるのも照れくさく、あげたとしても 「まぁ、使ってや。そんな高いもんでもないし・・・ごにょごにょ」 てな具合で照れをごまかしながらあげてしまう。もらうほうももらうほうで、照れているから 「こんなもんに高い金使うな。」と憎まれ口を叩きながら迷惑そうに受け取る。 まぁ、そんな親子だから、なかなか気持ちは伝えられなかったりするのだけど。 でもやっぱりここまで育ててくれたのは親のおかげだろうなぁ、って思う。自分でいうのもなんだけど、こんな息子がいたらやりにくくってしかたがない。生意気でいうこときかないし、怠け者だし。 そんな息子を一応成人するまで面倒見てくれた親に感謝である。 たぶん、僕たちはもっと親のことを知るべきなんだろうなぁ、と思わされた映画だった。
それにしても、いい映画というのはなかなか評価されないのだろうか。やっぱ金がかかっててド派手なやつか、アクション物、シリーズ物が受けるんだろうか。 こんな映画、もっとあってもいいのになぁ、と思う。
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6月16日(木)23:55 | トラックバック(0) | コメント(4) | 趣味 | 管理
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映画
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| 最近みてないな~。『ビッグフィッシュ』ティム・バートン監督っすねぇ。この監督のでみた映画は 『ビートルジュース』 『バットマン』 『シザーハンズ』 『バットマン・リターンズ』 『ナイト・メア・ビフォア・クリスマス』 『マーズ・アタック』 『スリ-ピー・ホロウ』 くらいだろうか? B級映画に対する過剰な愛情、アニメーター出身らしい画面を構築する技術がバートン作品の最大の魅力だと思います。「シザーハンズ」や「ナイトメア~」が好きですね。 うちの妻は「マーズアタック」が大好きだ(笑)。 ところでフィッシュと聞いて思い出すのは、映画『フィッシャーキング』。奇才テリー・ギリアム監督が描く、ファンタスティック・ コメディ。これがまた実にいい話なんだ。まだ見ていないようなら是非お勧めだ。コメディとジャンルわけしてしまうと敬遠される人もいるかもしれないが、そういう人にはとても暖かい友情物語と言ったほうが適切かもしれない。 親への感謝というのは言葉で表す必要はないのかもしれない。親になって思ったのは、子供が元気で毎日笑顔ならそれで十分だということだ。それで親は幸せなもんだ。一方それは簡単で難しい。子供が笑顔でいられる環境を与えられるか? 自分が笑顔で生きていられるようにしているか? そういうあたりまえで自然と思えるがなかなか日常できていないことってのが大事になるからだ。
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by 村崎武龍 | 6月17日(金)10:10
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最近。
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| なかなか実家に帰ることもしなくなって、親と顔を合わせることも少なくなりました。仕事が忙しかったから、ってのが今までの理由だったんだけど、暇になってもなかなかそれ以外にやることがあって、帰らなくなっています。どうしても優先順位が下がってしまって。電話も全然しないし、そういう意味では、村崎さんの言うところの『子供が元気で毎日笑顔ならそれで十分だ』というのを実感させてあげられていないですね。 おじいちゃん・おばあちゃんのお墓参りにしても、忙しさにかまけてここ数年いってなくて、なんかとても申し訳ないなぁ、という気持ちでいっぱいです。 よく、『先祖を大切にしない人は成功しない』、といいますが、なんとなくわかる気がします。身内すら大切に思わない人に他人を大切に思うことなんて難しい、ということでしょう。 一人暮らししていると、どこかで『自分は家族の力を借りずに一人で生きているんだ』なんて、しょうもない自尊心と独立心が芽生えるのかもしれません。そんなもの何の意味もないのだけど。
会社辞めたらゆっくり田舎でも帰って、お墓参りでもしようかなぁ、なんて思いました。
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by もちくん | Mail | HP | 6月17日(金)23:03
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電話でもいいのだろうと思う
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| 顔をみせなければいけないというものでもないだろうと思います(笑)。無愛想な電話一本でいいと思う。「うるさいなぁ」なんて憎まれ口でもいいんだと思う。たぶんそれで元気なことは伝わるはずだ(笑)。 家族と離れてくらしていても、家族が「いない」ってのと「いる」ってのでは大違いだと思う。普段意識的に感じていなくても、きっと見えない線で結ばれている。 墓参りも形式的にやってるだけの人より、行けなくてもちゃんと思っていることの方が大事なような気がする。うん。
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by 村崎武龍 | 6月19日(日)12:18
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家族との会話。
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| すいません、おそくなっちゃいました。 人が聞いたら意外に思うかもしれないけど、結構家族との会話は好きだったりします。みんなぼけるし、つっこめるし(笑)なんとなくのりがあうというか。 でも、よく考えると、今まで真面目な話を親に相談したってことがなかった気がしますね。結構自分勝手に決めてたり。別に嫌いとかではなくて、いつまでも甘えてたらあかん、という思いから。でも、その結果に特に文句もいわず、野放しにしてくれてたので、そのへんの寛容さはありがたいものです。でもやっぱ心配なんだろうな(笑) たまには酒でも一緒に飲んでやるか~。
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by もちくん | Mail | HP | 6月24日(金)02:20
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