胡乱な日常の真相
 
偶然と必然の日常をレビュー。
 


浅田真央に感謝。

僕はあまりスポーツでは感動しない。
というとなんだか冷血漢のような感じがするが、そういうわけではないと思う。
なんというか、野球をみていてハラハラドキドキするようなことはあっても、感動することはあまりない。
たぶん、そこに自分を重ねることができないのだ。
演じるものと、それを見る者。
そこには確実に隔たりがある。
だから、いつだったかの冬季オリンピックで、スキーの原田が泣きじゃくっていたときも、凄いとは思ったが、感動まではしなかった。

しかし。
浅田真央のフィギアスケートには感動してしまった。
不覚にも、というべきか、ありがたいことに、というべきか。
始まったとたんにもうくぎ付けになってしまった。
そして、最後には泣きそうになってしまった。

あの安定感はなんだ。
あののびのびとして演技はなんだ。
スケートなんて全くわからないけど、それでも抜群に表現力があって凄い演技だというのは分かる。
あの優勝は決して贔屓とかではない。
完全に実力だ。
もうあの瞬間、見ている人が全員浅田真央ワールドにもの凄い引力で引きずり込まれていたことは間違いないだろう。

なぜここまで感動したのか。
自分でもここまで釘付けになって感動した理由がわからなかった。
冷静になって考えると、いろんな要素はあるのだけど、やはりあの笑顔だろう。

  試合を楽しむ。
  勝ち負けよりも精一杯やる。
  全力を出し切ってお客さんを楽しませる。

誤解を恐れずに言うなら、いい意味での生粋のエンタ―テイナーと言えるだろう。
そこには打算がない。
無償の愛というも言うべき、無償の感動がそこにはある。
そして嬉しいときには嬉しいことを素直に表現する。
それがまた演技をより一層引き立てる。
僕たちはそこに無条件に自分を重ねて、その喜びを分かち合える。

オリンピックに出れるかどうかは分からないが、確実に自分の力でチャンスを引き寄せている。
これは恐るべきことだと思う。
強運とか、そういうことではない。
実力で運すらもねじ伏せるような、そんな勢いを感じる。

是非ともオリンピックに出て欲しいものだ。
例え規定を変えてでも。



12月17日(土)21:12 | トラックバック(0) | コメント(3) | スポーツ | 管理

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コメント

私も見ました☆

そして記事も書いたのでTBさせていただきました。
真央ちゃんほんとにすごかったです!!
演技というか、彼女自身の魅力に涙しました(´;ω;`)


 by アキ | HP | 12月20日(火)16:06

あ・・・

TBできてませんでした;
もう一度やってみたのですが、やっぱりなってないみたいで・・・
諦めます(´Д`;)ご迷惑おかけしました;


 by アキ | HP | 12月22日(木)00:02

遅くなりました。

>アキさん
遅くなってしまって申し訳ないです。
本当に感動しましたねぇ、あれは。
天才はその努力の跡を見せない、といいます。
また、本当にうまい人は難しいことを簡単そうに見せる、ともいいます。
難しいことを難しく見えるようにやっているのはまだまだ、ということでしょう。
そういう意味で、真央ちゃんは天才的だなぁ、と。
これから先が楽しみですね~。
TB、なんででしょうね?
こっちがマイナーなブログを使っているのでそのせいでしょうか??


 by もちくん | HP | 12月27日(火)18:15


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